子育てラボ🌱Monte

0歳児こびとちゃんとモンテッソーリ教育&赤ちゃん学を実践するブログです☺︎

【イタリア】モンテッソーリがつくった世界初の子どもの家に行ってきた話

お散歩帰りに3時間のお昼寝をしてくれる生後3ヶ月のこびとちゃんです☺︎
時間があるうちに、今日は3年前にイタリアのローマにあるマリア・モンテッソーリ自身がつくった世界で最初のモンテッソーリ子どもの家に見学に行ってきたときのお話を書きたいと思います。

ローマで見学した子どもの家&小学校

3年前の冬、日本で最初のモンテッソーリ子どもの家である京都の「深草子どもの家」に見学に行き、モンテッソーリ教育の大ファンになりました。やはり、何冊本を読んでも「百聞は一見に如かず」で、子どもの家の暖かな雰囲気と考え抜かれた環境、先生たちの知的で凛とした姿の虜になったのです。

大学で論文を書くときに「必ず原文にあたる」という習慣がつき、ドイツに1年留学してからは「その土地の文化がどれだけ大きな要素となるのか」を思い知らされたので、興味のあることは原点を自分の目で見に行く習慣がついていました。そのため、就職前の最後の長期休暇に、卒業旅行としてモンテッソーリ教育の原点であるローマのCasa di Bambiniに見学に行こうと決めました。

知り合いのイタリア人の方にモンテッソーリ教育への思いと、子どもの家を見学したい旨を伝えると、とても協力的に助けてくださり、お願いしていた以上にアポを取ってくれました。当日も車で送迎してくれて、イタリア人、なんて良い人たちなんでしょう。本当に感謝です。イタリア大好きです。

そして見学させてもらったのがこの3つの子どもの家&学校です。
    1.モンテッソーリがつくった子どもの家
   .モンテッソーリ教育を行う小学校
   .最近できたNPO団体の子どもの家

さらにさらに運の良いことに、なんとマリア・モンテッソーリの直接の弟子というPINIさんというおばあちゃん先生の音楽の授業も見学させていただけたのです・・・なんという幸運!このお話も後日まとめたいと思います。
社会人になり、そして家庭を持ってからは、こんなに思いきって時間をとって海外に行くことはなかなかできないので、学生のうちに行けて本当に良かったと思っています。

世界で最初のモンテッソーリ子どもの家

世界で最初の子どもの家、Casa di Bambini はローマにあり、現在は治安の悪い雰囲気はありませんが、もともとはスラム街だったところです。モンテッソーリ教育誕生の物語についてはこちらにまとめています。

 

demichannel.hatenablog.com

 


Casa di Bambiniは大きなマンションの一階にあり、中庭にはたくさんの植物が植わっていました。中には3人のおばあちゃん先生がいて、見学させてもらった3~6歳のクラスの子どもたちは15人ほどで、男の子は水色、女の子はピンク色のスモッグを来て、とても暖かい雰囲気の中、お友達と仲良くお仕事をしていました。教室はもちろん教具は豊富ですが、広くはなく、日常生活の分野の部屋は、アイロン掛けやあかちゃんのお人形のお世話ができるようになっていて、隣の小部屋にありました。

世界中から見学の方が来られるそうで、子どもたちも見学者には慣れたものです。見学のルールとしては、「自分からは話かけない」「写真はNG」「案内される以外は用意された椅子から見る」だったと思います。

おばあちゃん先生たち

私はイタリア語は話せず、おばあちゃん先生は英語が話せないので、モンテッソーリ小学校の英語の先生をしている方が同行して英語の通訳をしてくれました。おばあちゃん先生たちは何か教具を直したりして裁縫をしているのですが、子どもたちが楽しくお仕事に取り組む中、おばあちゃん先生たちも椅子に座って楽しそうに小声でおしゃべりしていて、なかなか日本の幼稚園とのギャップが面白かったです。そうです、先生は声を張って頑張るのが仕事ではなく、ここの主役は子どもたちなのです。子どもたちが自分でできる環境を整えられていれば、先生の役割はほとんど終えたようなもので、教室での役割はどんどん小さくなっていきます。

ベルが鳴ったら静かにしよう

少し子供たちがザワザワといらないおしゃべりが増え始めると「チリンチリン」とおばあちゃん先生がベルを鳴らし、気付いた子どもたちはまた静かになります。うるさい中で「静かにしなさい!」と大声をださなくて良いので素敵ですね。他の人の集中の邪魔にならないように工夫されていました。

アンティークな教具たち

教具につてい見せてもらっていると、「世界中から来る先生たちは『教具がアンティークでいいですね』と仰るけど、本当はお金がないだけなのよね」とおばあちゃん先生は笑っておられました。たしかに年季の入った教具が多くありました。この子どもの家は公立で、お金の問題があるようです。そして、イタリアも待機児童リストはなかなかの人数だそうです。とはいえ、公立でモンテッソーリ教育が受けられるのは、さすが本場ですね。 

入園初日の女の子

おばあちゃん先生が、「前のテーブルに座っている女の子は今日が入園初日だよ」とそっと教えてくれました。3歳のかわいらしい女の子なのですが、とても緊張した様子でただただ座っています。先生はその子に無理やりお仕事を教えたり、クラスメイトと仲良くなるように促したりはせず、ただただ見守っていました。先生曰く、そうして他の子どもたちの様子を見て、真似をするようになるので、お仕事に誘導せず、じっと見守るのだそうです。つい気を遣って、何かをさせようとしがちですが、その子にとっては、まずは環境に慣れることに必死なので、見守ってあげるというのがその子のため。そして、本人がやりたいと思ったときにやらないと、結局何にもならないのです。

ドレスアップで着脱練習

ベーシックなモンテッソーリ教育のお仕事はもちろん用意されていますが、「あ、これいいな!」と思ったのはお着替えのコーナーでした。着脱を一人でできるようになるのが3歳頃の子たちの課題ですが、ここのお着替えコーナーにあるのは、なんとプリンセスのドレス!女の子の夢の世界!男の子用の衣装もありましたが、女の子のドレスの方が圧倒的に印象的でした。
見学しているときも、3〜4歳の女の子が2人でピンクと水色のドレスを着せあいっこしていて、とても楽しそうでした。背中のチャックをあげたり、ボタンを留めたり、いろいろ課題がありますが、ドレスのためならなんのその。こんなモンチベーションの上げ方もあるんだ!と参考になりました。

世界中のお客さんから広がる世界の学び

世界中から見学者がやってくるこの園では、子どもたちが見学者慣れしているので、誰もいつもと違う興奮した様子はありませんでした。それでも髪の黒いアジア人にいろいろと気になることもあるようで、好奇心旺盛な男の子が話しかけてくれました。何か質問してくれて嬉しいのですが、なにを話されているのか正直全然わかりません。しかし、それも想定済みだったので、「私は日本から来ました。」「私の名前は〇〇です。はじめまして。」「イタリア語は話せません。」の3文だけ練習して、雰囲気で返していました、ごめんね (笑)
日本に興味を持ってくれたようだったので、おばあちゃん先生がやってきて、何人かでアジアの地図パズルから日本を探しました。そこから国旗についてや色ぬり、地図パズルのパーツをかたどったりと、様々なお仕事へと発展させていきます。
こうして世界中から人がやっきて、子どもたちに世界への興味の種を蒔いてくれるのは、世界初のモンテッソーリ園の特権ですね。

おしまいに

お昼の時間は衛生面を考慮して見学 NGだったので、次はモンテッソーリ小学校に連れて行ってもらいました。
そこでのモンテッソーリさんの直弟子であるPINI先生との出会い、子どもたちとのふれあい、そしてモンテッソーリの小学校ってこんななんだーという素直な印象については、また後日まとめたいと思います。

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*【第三話】新しいモンテ園にて「はじめるは易し、続けるは難し」

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